ハンター・ハービー、肩の怪我で故障者リスト入り

ロイヤルズ
MLB.comより引用

ロイヤルズは、右腕Hunter Harveyを大円筋(肩甲骨下部の筋肉)の損傷により15日間の故障者リストに入れたと発表しました。代わりに右腕Steven CruzがトリプルAから昇格しました。

復帰までの具体的な期間はまだ明らかにされていませんが、監督のMatt QuatraroによるとHarveyの損傷はグレード1(最も軽度もの)であり、来週にも再評価される予定だそうです。

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Harveyは昨年7月にナショナルズからトレードで加入し、今シーズン開幕から絶好調でした。ここまで6試合に登板し、5回1/3を無失点、1安打、7奪三振と支配的な内容を見せていました。

しかしその一方で、速球の平均球速が昨年は97.8マイルだったのに対し、今年は平均95.3マイルと大きく低下しており、スプリットにも同様の傾向が見られています。

Four SeamerSplit Finger
202497.8 mph89.2 mph
202595.3 mph (−2.5)87.7 mph (−1.5)
昨年と今年の球速の変化(savantより引用)

ロイヤルズは昨年、三塁手の有望株Cayden Wallaceと戦力均衡ラウンドのドラフト指名権と引き換えにHarveyを獲得しました。しかし、トレード後のHarveyは背中の怪我で5回2/3の登板にとどまり、それ以降のシーズンを棒に振ってしまいました

Harveyは2016年にトミー・ジョン手術を受けたほか、これまで腹斜筋、前腕、肘の故障など様々な怪我で長期離脱してきました。キャリアで最も投げたのは、2023年のナショナルズで記録した60回2/3となっています。

キャリアハイの2023年の投球指標(savantより引用)

今季のロイヤルズの救援陣では、ここまでCarlos Estevezが5つのセーブのうち4つを挙げており、HarveyとLucas Ercegが主にセットアッパーを務めていました。Harvey離脱に伴い、Daniel Lynch IVとJohn Schreiberが今後はより重要な局面での起用を担うことになりそうですね。

日本時間4/12現在のブルペンの陣容(Fangrahsより引用)

元々故障が多い投手ではありますが、投手にとって肩の怪我はその後のキャリアに大きな影響を及ぼす印象があります。速球が武器の投手だけに、今回の怪我が大事に至らないことを祈るばかりです。

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