ナショナルズは、ショートのCJ Abramsを右股関節屈筋の張りのため10日間の故障者リストに登録したと発表しました。代わりに、内野手のNasim NuñezがトリプルAから昇格し、アクティブロースター入りしました。
Abramsはここ1週間ほど股関節の張りで数試合を欠場しており、現地4/9の試合には出場したものの翌日の休養日を挟んでも回復せず、現地4/11のマーリンズ戦では4回に途中交代していました。
監督のDave MartinezはMLB.comの記者団に対し、Abramsが3回表に盗塁を試みた際とその裏にゴロを処理した際に股関節の違和感を訴えたと説明しています。症状が長引いていることを懸念して、球団はAbramsを完全に休ませる決断をしたのでしょう。
今後はPaul DeJongがサードからショートに回り、代わりにAmed RosarioやJose Tenaがサードを担当する見込みです。Nuñezもマイナーではショートの経験が豊富なため、一定の出場機会が与えられると見られます。
打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | OPS | |
CJ. Abrams | 41 | 10 | 4 | 7 | 4 | .244 | .874 |
P. DeJong | 44 | 8 | 0 | 1 | 1 | .182 | .490 |
A. Rosario | 26 | 8 | 1 | 2 | 1 | .308 | .808 |
J. Tena | 9 | 1 | 0 | 0 | 0 | .125 | .250 |
N. Nuñez | 26 | 5 | 0 | 3 | 8 | .192 | .515 |
Abramsは今シーズンここまで打率は.244、出塁率は.289と控えめながら、46打席で4本塁打、長打率.585とパワーを発揮していました。今回の怪我によってこの好調な出だしが一旦ストップすることは本人にとって悔しいでしょう。
Abramsは昨年も前半戦は好調でオールスターにも選出されましたが、シーズン後半に成績が下降。シーズン終盤には野球とは関係ない問題(外出禁止時間にカジノで遊んでいた)によるマイナー降格も経験しました。それでも、シーズン終了後の記者会見では、球団社長のMike RizzoがAbramsへの信頼と期待を明言しており、再建期を終えつつあるナショナルズにおける将来の中核選手として高く評価しています。今回の離脱も短期間のものになることを願うばかりです。
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